ダメ人間ブログ【ニートの愚痴と将棋の記録】

「30代職歴なしニートの闇」と「現実逃避としてやってる将棋」について書いているブログです

【きのあ将棋】後手番で郷谷さん(上級)に逆転勝ちしたボロボロ将棋を見てほしい【一手損角換わり】

先手番でどうにか郷谷さん(上級)に勝ったので、今度は後手番で勝てないかと挑戦してみました。


将棋って先手の方がちょっと勝率が良くて有利みたいなので、後手番で勝てたら真の勝利と言えると思いますしね。


郷谷さんに相居飛車でボコられまくってる私としては、


後手番、相居飛車で勝ったら真の勝利


と言えなくもないので頑張りましたよ。


まぁ良い感じだったのに攻めそこねて劣勢になっちゃいましたけどね・・・


でも終盤、もう負けが確定していた局面できのあ将棋にミスが出てどうにか逆転できました。


本当は優勢のまま押し切った完勝譜を記事にしたかったんですが、弱い私にはまだ優勢を維持し続ける力がなかったみたいです。


なので今回は、中盤からの劣勢に耐えに耐え、どうにか終盤で追い抜いた逆転将棋を見てもらおうと思います。


きのあ将棋は人間らしいミスをするコンピューターだというのを知ってもらって、劣勢でも最後まで頑張る希望を持ってもらえたら嬉しいです。

一手損角換わりに進む、きのあ将棋にちょいミス?


先手が「郷谷さん」、後手が「私」です。


上の図は後手の私が一手損角換わりにして無難に駒組みを進めている局面です。


きのあ将棋は棒銀で積極的に攻めてこようとしていますね。


この手の速攻は一手損が響く展開になるので怖いです。


棒銀を受けるのは苦手なのでこの段階でちょっとドキドキしていました。


そして恐れていた仕掛けの時がきます。


上図の△4二玉 を見たきのあ将棋は棒銀で仕掛けてきました。


上図以下、▲1五歩 △同歩 ▲同香(下図)



棒銀の端攻めの定跡を思い出している所に予想外の一手。


▲1五同香・・・


香車?銀じゃなくて?これはなんだ?どんな狙いが・・・


この局面、棒銀を解説している本とかでは▲1五同銀 が定跡です。香車でいくと攻めが止まってしまいますからね。


これはミスかな?


まぁソフトで検討してみると▲1五同香 もなくはない手みたいですが、人間的に見ると変な一手ですね。


とりあえず無難に受けて一段落しました。


上図以下、△1三歩(下図)



こうやって受けられると無理やり攻めるしかなくなるので銀が残ってしまってイマイチかもしれません。


あ、間違っても△1五同香(下図)香車を取っちゃダメですよ。



これは先手が一番望む展開ですから。駒損がなく銀が捌けるのでこれ以上ない展開になってしまいます。


棒銀の端攻めで、もし銀じゃなく香車できた場合は無難に△1二歩 とか△1三歩 と受けるようにしましょう。


ちょっと思い切った一手を指してみた


上の図は先ほどの局面からお互いに駒組みを進めた局面です。


棒銀の攻めが止まった郷谷さんは玉をガッチリ囲ってきましたね。これを攻略するのは手間です。


この玉をどうやって攻略するのか・・・


考えた結果、角を活かして攻められたらいい感じかな?と思い、ちょっと思い切った一手を指してみました。


上図以下、△4四角(下図)



玉を睨む角。


角筋をバックに攻めるのは強力なので、これが上手く働けば攻めに勢いがつきそうですね。


ただ、目標にされやすい角なので良いか悪いかは微妙な所です、これが負担になったら私の負けですね。


上図以下、▲4六歩 △5四銀 ▲3六歩 △6五歩(下図)



さっそく角を狙いに突かれた▲4六歩 に嫌な予感・・・とりあえず銀で受けようと△5四銀、まだどうにかなってるかな?


そして待望の仕掛けにいきました。これがどうなるのか・・・


上図以下、▲3五歩 △同歩 ▲7五歩(下図)



▲7五歩 で薄い桂頭を狙われる・・・スキを突かれて嫌な感じですね。


局後に検討をしてみたらここは1つの分岐点だったみたいです。


△6六歩 と取り込むか、△6三金 と受けるか・・・


実戦は△6三金 と受けたんですが、△6六歩 も有力なので一例を示しておきます。


上図以下、△6六歩 ▲7四歩 △6五桂(下図)



狙われた桂を跳ねて攻めにいきます、ただ、飛車が責められる展開でちょっと嫌な面もありますね。


上図以下、▲7三歩成 △8一飛 ▲7二と △8四飛 ▲7三角(下図)



攻め駒を責められる嫌な展開・・・個人的には苦手です・・・


上図以下、△7四飛 ▲7六歩 △7七桂成 ▲同桂 △6七銀(下図)



となってどうにか攻めは続くみたいです。


ただ、ここで▲5六桂 という反撃もあって難しいです。


評価値的には後手持ちみたいですが、これは人間が攻め切るにはかなりの棋力が必要になりますね。


こういう展開が苦手なら無難に桂頭を受ける方がいいかもしれません。


やっかいな角を打たれる


上の図は桂頭を攻める▲7五歩 を△6三金 と受けた所です。


こっちの展開の方がまだ穏やかで人間向きな気がします。


ここから先手のやっかいな角打ちが炸裂します。


上図以下、▲7四歩 △同金 ▲5六角(下図)



攻めの中心である6五を受けつつ7四の金も睨むやっかいな角です。△6六歩 と取り込めなくて困りましたよ。


ここもAperyで検討したら分岐点だったみたいです。


Aperyが示したのはこの一手でした。


上図以下、△7六歩(下図)



ガンガン攻めていく一手、金が睨まれているのでちょっと怖くて指せませんでした。以下、一例です。


上図以下、▲7六同銀 △7五歩 ▲6七銀 △6六歩(下図)



金は取らせて角筋で攻める感じですね。


上図以下、▲3五銀 △5五角 ▲7四角 △6七歩成(下図)



ちょっと気持ちのいい空き王手、このまま攻め切れるといいんですが・・・


上図以下、▲7七歩 △6三銀打 ▲同角成 △7八と ▲同金 △6三銀(下図)



ここから先手が受けてきますが後手も攻めます、なかなか見ごたえのある応酬です。


上図以下、▲5六銀 △6六角 ▲6七金打 △3九角 ▲5八飛(下図)



上図以下、△8六歩 ▲同歩 △3四歩 ▲6六金 △8六飛(下図)



6六の角を取られても飛車で金を取り返せるんですね、見えてませんでしたよ。


上図以下、▲8七歩 △6六飛 ▲6七歩 △6四飛 ▲2六銀 △6二金(下図)



ここまで進み、後手が1580点くらい良いみたいです。


こっちの変化に踏み込めばよかったのかもしれませんが、こんな読みはなかったので無理ですね・・・


私は無難な選択をして無難な攻めをしていきました。


無難に攻め、そして攻めをミスり劣勢に


上の図は、先手の▲5六角 に金をよけた所です。


金を取られちゃ敵わんと無難にいこうとしていますね。


ここから先手も反撃してきます。


上図以下、▲3四歩 △2二銀 ▲7四歩 △同金(下図)



玉の近くに拠点を作られ、金も角筋に戻される・・・嫌な展開・・・この段階でけっこうヤバいと思ってました。


上図以下、▲3八飛 △7五金 ▲3五銀 △5五角 ▲7六歩(下図)



角も狙われ出しましたし、7四金のままじゃ攻められないし、後手後手に回ってきています。


そして攻めてこいと言わんばかりの△7六歩・・・


いくしかないけどこれでいいのか・・・


上図以下、△6六金 ▲同銀 △同歩 ▲7七桂(下図)



頼みの角筋も止められ、攻めの中心である6五の地点も受けられている・・・どうしたらいいのか・・・


ここでヤケクソの一手が出ます。


上図以下、△6五銀打(下図)



ここで評価値は互角に・・・ちょっと前までは後手優勢だったのに・・・


上図以下、▲6五同角 △同桂 ▲5六歩 △7七桂成 ▲同金右 △6四角(下図)



攻め損ねた感がありまくりですね。角筋もそれちゃったし次の手がないし・・・


ここで評価値も先手に1280点振れ・・・次の一手から苦しい戦いに突入します。


上図以下、▲7四金(下図)



攻め駒を責められる最悪の展開です。このままじゃ何もできず完封される・・・


上図以下、△6七歩成 ▲同金寄 △6三歩 ▲6四金 △同歩 ▲7三角(下図)



絶好の角・・・もうダメだわ・・・


上図以下、△8一飛 ▲8二銀 △6一飛 ▲9一銀成(下図)



ここできのあ将棋にちょいミス。▲8二銀 は▲7二銀 の方がよかったみたいです。飛車が6筋に回れたのが大きいですから。


ここからどうにか頑張って反撃のチャンスを求め指し続けます。


上図以下、△6五歩 ▲3三香 △同桂 ▲同歩成 △同銀 ▲3四歩 △2二銀(下図)



地味に玉を薄くされる・・・チャンスが来るのか・・・もう負けを意識して弱気です・・・


上図以下、▲1三香成 △同香 ▲5五歩 △6三銀 ▲7五桂 △7四銀 ▲6三歩(下図)



飛車を抑え込まれ完封モードに入りつつありますが、ここから逆転への一手が炸裂します。


最後の望み、逆転へ向けて無理攻めをする


これ以上は受ける手もないので無理攻めにいきました。


上図以下、△6六桂(下図)



とりあえず守りの金に働きかける一手。


ここで▲6八金寄 と指されたらどうすればいいか分かりませんでしたが、局後の検討で△8六香 という強手が示されてけっこう攻めは続いたみたいです。


でも、実戦では指せなかったので▲6八金寄 なら明確に負けてました。


しかし、実戦は希望の灯るこちらの一手でした。


上図以下、▲6六同金(下図)



ちょっと先手玉の攻略に近づく一手、これしか読んでなかったので助かりました。


って言ってもまだまだ後手劣勢なんですけどね。


上図以下、△6六同歩 ▲6二歩成 △1一飛 ▲4五桂(下図)



とうとう急所に桂馬を打たれピンチです・・・もうダメか・・・そう思ったんですが、ここで最後の頑張りを見せました。


上図以下、△5六角(下図)



飛車取りと玉を睨む最後のお願いとも言える一手・・・


これが逆転を生む希望の一手になりました。


ネタバレをすると、ここで▲3三歩成(下図)なら先手の勝ちでした。



上図以下、△3三同銀 ▲同桂成 △同金 ▲2二銀 △3八角成 ▲3四桂 △同金 ▲同銀(下図)



と進めば後手は受けなしで終わってましたから・・・


でも、きのあ将棋が指したのは違う一手でした、それがこちら。


▲5八飛(下図)



飛車を逃げてくれました。ここで評価値が後手に振れ、逆転の可能性が出てきましたね。


どうにか寄せようと一気に攻め込みました。


上図以下、△7八角成 ▲同飛 △6七歩成 ▲7九飛 △7八歩(下図)



そして△7八歩の詰めろ飛車取りが決まって逆転しました。


これ、かなりカッコいい一手じゃないですか?仮に飛車が逃げても詰むっていう奇跡のような一手です。


▲8九飛(下図)と逃げても・・・



上図以下、△7七金 ▲9七玉 △8六金 ▲同歩 △8七金打 ▲同飛 △同金 ▲同玉(下図)



清算して詰みます。


上図以下、△8六歩 ▲9八玉 △9七香 ▲同玉 △8七飛 ▲9八玉 △9七香(下図)



までの詰みです。


なので、飛車を逃げる手はなく、▲7八同飛(下図)と取るんですが・・・



ここから詰みます。手順は長いですが実戦詰将棋として解いてみてください。













では答えです。



上図以下、△7八同と ▲同玉 △3八飛(下図)



から詰みます。


上図以下、▲6八歩 △7七歩 ▲同玉 △6六金(下図)



と指し、▲6六同玉 は△6八飛成 から詰むので下に逃げます。


上図以下、▲8八玉 △6八飛成 ▲9七玉 △8六金 ▲同歩 △8七金(下図)



で、郷谷さんの投了となりました。


以下は、▲8七同玉 △7七金 ▲9七玉 △8八竜 までの詰みですね。


中盤から完封負けかもしれない状況だったのにどうにかこうにか逆転できました。


最後の詰みが見えた瞬間、「え?勝てるの?逆転した?マジで?マジかよ、いけるのか?」ってメッチャ読み直しちゃいましたね。


最後の最後、諦めないで△5六角と打ってよかったですよ。


あそこで飛車を逃げてくれたからこその逆転でしたしね。


最後まであきらめないっていうのは大事なんだと思った一局でした。


頑張って良かったです・・・


あ~疲れた・・・


最後に

どうにかこうにか後手番の相居飛車できのあ将棋の郷谷さんに逆転して勝った一局でした。


完敗目前だったので課題が残る一局でしたけどね。


中盤、優勢のまま押し切れてたら完勝譜として自信を持って書けたんだけど・・・


ギリギリの逆転勝ちでしたからまだ完全に勝ったとは言い切れませんね。


次の目標として「後手番の相居飛車で優勢のまま押し切る」というのができました。


1回でいいから綺麗な勝ちっぷりの完勝譜になる将棋を味わってみたいですね。


逆転したって事は負けてたって事だからどうにかしないといけませんし・・・


もっと爽快な攻めの筋が見えるようにならないといけませんね。


ただ、きのあ将棋は逆転も狙える人間らしいコンピューターだというのが分かったので、劣勢になっても頑張るというのは大事だと思います。


終盤、最後の最後で奇跡が起こるかもしれませんから。


考えようによっては人と対局してる感じが味わえるリアルなコンピューターと言えなくもないので実戦練習にはいいのかもしれません。


暇つぶしに人と指しているような将棋を指したかったら「きのあ将棋」がオススメですね。


絶対勝てないソフトみたいな絶望感はないので、ギリ勝てる希望を持ってきのあ将棋で遊んでみましょう。


劣勢になってもハラハラした将棋を楽しめますから。


終盤でも逆転の目が残されているって人間には希望になりますしね。


頑張って逆転してギリギリ勝ち切った爽快感を味わってみてください。


勝った時の気持ちよさは格別ですよ。