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【きのあ将棋】「郷谷さん(上級)」を「横歩取り△3三角戦法」で攻略1 ▲1五角への対応【中原囲い】

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きのあ将棋の「郷谷さん(上級)」の新たな攻略手順が見つかったので紹介します。

今回の戦法は横歩取り△3三角戦法」です。

今は怖くて横歩取りを指さない私ですが、試しに20年くらい前に指していた唯一知ってる形で挑んだ結果、1つの楽勝パターンが見つかりました。

懐かしい定跡にAI推奨の意外な一手で生まれた手順をお楽しみください。


横歩取り△3三角戦法」+「中原囲い」で疑問手を誘う

先手が「郷谷さん」、後手が「私」です。

上図は、昔よく見た「横歩取り△3三角戦法」で「中住まい vs 中原囲い」に組んだ所です。

郷谷さん相手に「中原囲い」にすると高確率でこの局面まで進みますね。

ここからApery推奨の一手で疑問手を誘う展開を目指します。

上図以下、△8六歩 ▲同歩 △同飛 ▲3五歩(下図)

まずは王道の△8六歩 の合わせから7六の歩を狙います。

それを受ける▲3五歩 に対し、よく本で見る△8五飛 ではなく、ちょっと筋が悪そうな一手が攻略のポイントです。

上図以下、△2三歩(下図)

ガッチリ受ける△2三歩 がApery推奨の一手でした。

そしてこの手に対し、郷谷さんがほぼ100%の確率で同じ疑問手を指すことに気付き、今回の攻略法が見つかることになります。

上図以下、▲5六飛(下図)

2筋を受けられたから薄い5筋に狙いを定めた一手だと思うんですが、これが疑問手でした。

上図以下、△8八角成 ▲同銀 △6五角(下図)

飛車が格好の的になり、ここから後手が優勢になります。

上図以下、▲2六飛 △7六飛(下図)

この強引な飛車交換がAperyの狙いでした。

上図以下、▲7六同飛 △同角(下図)

この局面までくると

・△3六歩 のキズ
・△2九飛 の打ち込みのスキ
・桂馬を持ったら△6六桂 の王手金取り

といった感じで先手陣にスキが多く、後手が指しやすくなっています。

ここからいくつかの手に分岐するので今回はその中の1つの攻略をしていきます。


▲1五角 と指された場合の対処法

後手優勢になった上図。

ここからよく指されるのがこの一手です。

上図以下、▲1五角(下図)

急所となる5一の金を睨む角打ちです。

この手にはシンプルに対応するのがオススメです。

上図以下、△2四歩 ▲同角 △2九飛(下図)

角を2筋に呼んでから飛車を打ち込むのが単純ながら強烈です。

上図以下、▲5一角成 △同銀 ▲3九金(下図)

角を切って飛車を受けるコレしかない対応ですね。

上図以下、△1九飛成 ▲6一飛 △3六歩(下図)

自玉を受けるより先ほど挙げた桂頭のキズを狙うのがAperyの判断でした。

上図以下、▲6二金 △1五角 ▲2四歩 △同角 ▲4五桂(下図)

ちょっと攻められて怖いですが、意外と後手玉は捕まりません。

上図以下、△3七歩成 ▲5三桂不成 △4二玉 ▲5一飛成 △3三玉(下図)

先手は金がないのが痛く、後手玉を寄せ切れません。

上図以下、▲3四銀 △4四玉 ▲2一竜 △4八と(下図)

銀の横にスルッと玉をかわし、ようやく後手に反撃の番が回ってきました。

上図以下、▲4八同金 △6九銀 ▲6八玉 △3九竜(下図)

△3九竜 が局面をしっかり見た冷静な一手ですね。さすがAperyです。

上図以下、▲3二竜 △4八竜(下図)

ここで郷谷さんの投了となりました。

以下は、▲7七玉 △7八竜 と迫り、左右どちらに逃げても金打ちまでですね。


最後に

きのあ将棋の「郷谷さん(上級)」を「横歩取り△3三角戦法」で攻略する手順を紹介してみました。

ポイントは「中原囲い」に囲うこと(下図)と、

上図から△8六歩(下図)の合わせで7六の歩を狙い・・・

7六の歩を受けた▲3五歩(下図)に対し・・・

定跡の△8五飛 ではなく△2三歩 と打って▲5六飛(下図)の疑問手を誘うことの2点ですね。

こうすると今回攻略した局面になりやすく、同じパターンに持っていくことができます。

そして優勢になってからの▲1五角(下図)には・・・

△2四歩 ▲同角 △2九飛(下図)と角を2筋に誘って飛車を打てばOKです。

何回か試しましたがけっこうな確率で同じ局面になるので使える攻略法だと思います。

郷谷さんになかなか勝てず

「1回でいいからどうにかスパッと勝ちたい」

と思っている方はぜひお試しください。