今回は「ぴよ将棋w」の
Lv１ ひよこ（15級）
を「先手番中飛車」で倒した一局を紹介します。
見所は
・15級ならではの大ミス
・実戦詰将棋（５手詰め）
の２つです。
受けを疎かにする15級を倒す一例としてお楽しみください。
やや損な駒組み
先手が「私」、後手が「ひよこ（15級）」です。初手から、▲５六歩 △８四歩 ▲７六歩（下図）
△８四歩 スタートには▲７六歩 と突き・・・
上図以下、△８五歩 ▲７七角（下図）
△８五歩 に▲７七角 の受けを用意するのが無難な対応ですね。
上図以下、△３四歩 ▲５八飛（下図）
△３四歩 と角をぶつける手には▲５五歩 と突いて角筋を止める方が良いです。
本譜は▲５八飛 と回ったので後手に変化の余地を与えてしまいました。
上図以下、△７七角成 ▲同桂 △５二玉（下図）
角交換をされると角打ちのスキを作らないように駒組みをしなければならず、ちょっと面倒です。
15級だから大丈夫でしたが、相手が強いなら余り好んで指す変化ではないかもしれません。
受けを放棄したから25手で終わる
すぐに▲５五歩 と突くと△４五角 が気になったので自陣のスキを消してから動きます。
上図以下、▲７八金 △５一角 ▲５五歩（下図）
▲７八金 と備えた手に△５一角 と角を手放したのは初心者向けの優しい一手ですね。
これで角打ちを警戒しなくてよくなり安心して▲５五歩 を突けました。
玉頭を直撃して悪くない流れです。
上図以下、△７二金 ▲４八玉 △７四歩 ▲３八玉（下図）
仕掛けの前に玉を囲って反動を軽減します。
上図以下、△３五歩 ▲５四歩（下図）
３八まで玉が入ればそこそこ安全なので▲５四歩 の一歩交換にいってみたら・・・
上図以下、△３二銀（下図）
歩を取らなかったので詰みが生じました。
実戦詰将棋として出題するのでスパッと詰ましちゃってください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。
上図以下、▲５三歩成 △６一玉 ▲５二角（下図）
普通に歩を成って角を打ち込めば詰みます。
上図以下、△５二同金 ▲同と（下図）
変化の余地が一切ない５手詰みでした。
最後に
15級ならではのミスであっさり勝てた一局でした。歩を取るべき場面で取らないことがけっこうあるので、何となく突っかければいきなり勝ちになったりします。
もしかしたら「相掛かり」のようなすぐに歩がぶつかる将棋が最短で勝つ方法になるかもしれませんね。
