人生詰んだニートのブログ

人生詰んだニートが「日々の愚痴」や「趣味の将棋」について書いているブログです。

【実戦詰将棋110】持ち駒の欠点を突いて攻め駒を補充する【9手詰め】

スポンサーリンク

上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん(上級-)」に後手番で挑んだ時の終盤戦です。

実戦では逃したんですが、ここで先手玉に9手詰めが生じていました。

「先手の持ち駒の欠点」を突いて「足りない攻め駒を補充する」のがポイントです。

答えは数行下に書くので詰みが見えたらスクロールしてください。










実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、△7八馬 ▲9七玉 △7九馬(下図)

△7九馬 と合駒請求するのが

「角」と「銀」しか打てる駒がない

という持ち駒の欠点を突きながら

足りなかったナナメ駒を補充する

という実戦ならではの好手でした。

上図以下、▲8八銀(下図)

どちらを合駒しても手順は同じです。

上図以下、△8八同馬 ▲同玉 △7八金(下図)

馬を切って△7八金 と打ち、ナナメ駒を残せば・・・

上図以下、▲9七玉 △8八銀(下図)

ピッタリ詰みました。


検討で△7九馬 を示された時はちょっと感動しましたよ。

「ナナメに進む駒がないから詰まない」

と思っていたら合駒請求で補充する手順があったとは・・・

実戦ではこういうこともあるので、盤面だけじゃなく持ち駒までしっかり把握するのが大切ですね。