上図は「きのあ将棋」の「クッキー」に先手番で挑んだ時の終盤戦です。
持ち駒を使い果たした所で突いた△5四歩 が大悪手で後手玉に詰みが生じています。
実戦的に手順を尽くせば7手詰めですが、現実的には1手詰めの好手を探してみてください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。
上図以下、▲2六角(下図)
持ち駒がない状態ではこの角打ちへの受けがなく1手詰めです。
以下、△6二金 と上がりたくても2一に竜がいるので無理ですし・・・
かと言って△3五歩(下図)と突いても・・・
上図以下、▲3五同角(下図)
シンプルに取られて王手が継続します。
以下、△4四角 ▲同角 △5三金 ▲同角成(下図)と盤上の駒を使って王手を受ければ・・・
実戦ならではの7手詰めになります。
対局中は▲2六角 の1手詰めを1回 見逃してしまい、問題図で▲2二歩成 と指しちゃいましたよ・・・
でも、次の一手が△7四歩 だったのを見た瞬間
「あれ? 合駒なくね?」
って思い、試しに▲2六角(下図)と打ったらクッキーが投了して勝ちになりました。
その結果41手での勝利になり、30手台の勝利を逃したのはもったいなかったです。
盤面全体をよく見るのは大切ですね。