上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん（上級-）」に後手番で挑んだ時の終盤戦です。
▲８六玉 と上部へ逃げましたが、ここで先手玉に詰みがありました。
自陣の駒も活躍させてピッタリ捕まえる７手詰めを考えてみてください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。
上図以下、△８五銀 ▲同玉 △８四歩（下図）
銀捨てからの△８四歩 が好手で詰みます。
以下、▲８四同玉 なら△９四金 までの詰み・・・
▲９六玉 や▲８六玉 なら△８五金 までの詰みなので、逃げるなら７六ですが・・・
上図以下、▲７六玉 △６四桂（下図）
この桂打ちで捕まっています。
以下、▲８六玉 なら△８五金 までの詰み・・・
▲６七玉 なら△５六金（下図）までの詰みです。
最後に
上部へ逃げられた時は、取るに取れない△８四歩（下図）の突き出しが好手になることがけっこうあります。
持ち駒を温存しながら拠点を作れる所が強力ですね。
単純に迫ると１枚足りない時は
「自陣の駒を活用できないか」
も考えると思わぬ詰み筋が見つかるかもしれませんよ。
