人生詰んだニートのブログ

人生詰んだニートが「日々の愚痴」や「趣味の将棋」について書いているブログです。

【実戦詰将棋118】盤上の桂を活かす好手【9手詰め】

スポンサーリンク

上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん(上級-)」に後手番で挑んだ時の終盤戦です。

実戦は必至を掛けて勝ったんですが、検討したらここで先手玉に9手詰めがありました。

9四にいる桂馬が活躍する手順を考えてみてください。

答えは数行下の見出しで書きます。










実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、△8九金(下図)

まずは金を捨てて王手が続く形に誘います。

上図以下、▲8九同玉 △7八銀 ▲9九玉(下図)

銀打ちで拠点を作れば準備完了です。

ここで実戦で逃した一手がありました。

上図以下、△9八馬(下図)

香を取るのが9四の桂を働かせる好手で・・・

上図以下、▲9八同玉 △8六桂(下図)

キレイに王手が繋がり・・・

上図以下、▲9九玉 △9八香(下図)

入手した香を使ってピッタリ詰みました。

△9八馬 が穴熊を詰ます時の手筋ですね。

これが見えてなかったのは痛かった・・・


おまけ:実戦で掛けた必至

反省を込めて実戦で私が指した手順も書いておきます。

ここまでは詰み手順と同じように進んだんですが、香を取る△9八馬 ではなく・・・

上図以下、△8八馬(下図)

銀を取ったので詰み逃しました。

でも自玉が安泰なので必至を掛ければ勝ちです。

上図以下、▲8八同玉 △8七銀打 ▲9九玉 △8六桂(下図)

これで必至ですね。

以下、△9八桂成 の詰みを受けようにも▲8九銀 や▲8九金(下図)と金駒を使うと・・・

上図以下、△8九同銀成 ▲同玉 △8八金(下図)

とって8八に打てば詰みますし・・・

▲8九角(下図)と頭の丸い角を打っても・・・

上図以下、△8九同銀成 ▲同玉 △7八桂成(下図)

取ってから桂を成れば、以下、▲9九玉 △8八成桂 までの詰みです。

残されたのは▲8八金 か▲8八飛(下図)と強引に受ける手ですが・・・

上図以下、△8八同銀成 ▲同玉 △8九飛(下図)

どちらを打たれても取って8九に打てば詰みます。


詰み逃したのはギリギリの将棋で負ける要素なので反省ですね。

一応、9四にいた桂を活用できた所だけ褒めようと思います。