人生詰んだニートのブログ

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【実戦詰将棋126】馬筋を活かす詰み【11手詰め】

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上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん(上級-)」に先手番で挑んた時の終盤戦です。

いつも通り実戦では逃したんですが、ここで後手玉が詰んでいました。

最短なら11手詰めです。

AIが示した手順を見たら特に難しい筋もなく優しい詰みだったので、頭の中で駒を動かす練習にどうぞ。

答えは数行下の見出しで書きます。










実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、▲4二銀成 △同玉 ▲5三金(下図)

普通に金を取り、それをそのまま打つ平凡な手順から詰みます。

△3二玉 なら▲4二金打 △3三玉 ▲4三金引 までの早詰みなので・・・

上図以下、△3三玉(下図)

上へ逃げるのが正着です。

ここで2パターンの詰み筋があり、最短の11手詰めに討ち取るには・・・

上図以下、▲3四金(下図)

この金打ちが正解になります。

△3二玉 なら▲4三金右 △3一玉 ▲3二金右 までの詰みなので・・・

上図以下、△3四同銀 ▲同歩 △同玉(下図)

素直に取るしかありません。

上部に誘った所で・・・

上図以下、▲6一馬(下図)

馬を活用すればキレイに詰みます。

以下、△3五玉 なら▲3六銀(下図)までの詰み・・・

△3三玉 なら▲4三馬(下図)までの詰みです。

個人的に▲6一馬 がちょっと見えにくい王手でした。


補足:13手詰めの方が簡単

最短の11手詰めはちょっと手の込んだ手順でしたが、もう1つの13手詰めなら簡単に詰みます。

4手目の△3三玉 と逃げた所で、▲3四金 ではなく・・・

上図以下、▲4三金(下図)

シンプルに銀を取るのが優しい13手詰めの始まりです。

上図以下、△4三同玉 ▲5三金(下図)

玉を裸にして▲5三金 と打てば狭くて読みやすいですね。

以下、△3二玉 なら▲4三銀 △3三玉 ▲3四歩(下図)までの早詰みなので・・・

逃げるなら△3三玉(下図)ですが・・・

上図以下、▲3四銀(下図)

上から銀を打てば・・・

上図以下、△3二玉 ▲4三銀成 △3一玉 ▲4二成銀(下図)

あとはズンズン押すだけで詰みます。

手数の割に読みを省略できる変化が多くて楽ですよね。


実戦ではこの詰みを逃したんだから救いようがない・・・

前にも書いた気がしますが、終盤は常に詰ますつもりで読むのが大事かもしれませんね。