上図は、前問の19手詰めを逃したことで迎えた先手勝ちの局面です。
冷静に見れば簡単な詰みなのに対局中は見えてませんでした。
8一に飛車がいるので▲3一角 が打てないとなればあの一手しかありません。
ここから普通の一手で始まる9手詰めで後手玉を詰ましちゃってください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。
上図以下、▲3二金(下図)
これしかない金打ちから詰みます。
実戦はここで郷谷さんに投了されましたが、読み切れてなかったので相手の強さに救われましたね。
上図以下、△1二玉(下図)
ここで2パターンの詰みがあり、1つは9手詰め、もう1つは11手詰めになります。
まずは最短の9手詰めから・・・
上図以下、▲1三金(下図)
銀を残すのがポイントでした。
上図以下、△1三同玉 ▲2二角 △2四玉(下図)
ここで銀を残した意味が分かります。
上図以下、▲1三銀(下図)
この銀捨てで下への退路を断てば・・・
上図以下、△1三同香 ▲3三角成(下図)
角成りまでの9手詰めです。
対局中はなぜかこの桂を取る手が見えてませんでした。
完全な浮き駒なのに何を錯覚していたのか・・・
次は、3手目に▲1三金 ではなく▲1三銀(下図)と捨てた場合の手順です。
上図以下、△1三同玉 ▲2二角 △2四玉(下図)
同じように進めた所で▲1三銀 の退路封鎖ができませんが・・・
上図以下、▲3三角成(下図)
桂を取れば詰みます。
この手順は3手目に▲1三金 と捨てた場合でも成立しますね。
上図以下、△1三玉 ▲2五桂 △1二玉 ▲2二馬(下図)
入手した桂を使って下段に落とせば▲2二馬 までの11手詰めです。
この詰みがパッと見えてなかった自分の終盤力にガッカリしましたよ・・・
もう何からやり直せばいいかすら分からん・・・