上図は「ぴよ将棋w」の「ひよ乃(初段+)」に先手番で挑んだ時の終盤戦です。
序盤のミスからボロカスに攻め込まれ、良い所もなく負けが決まりました。
ここから先手玉が9手で詰みます。
しつこく頭金がつきまとう手順で先手玉を詰ましちゃってください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。上図以下、△4八銀(下図)
歩の拠点に銀を打ち込めば詰みます。
▲4八同銀 なら△3八金 の頭金で詰み・・・
▲2八玉 なら△3九角 ▲1八玉 △2八金 の詰みなので・・・
上図以下、▲4八同金 △同歩成(下図)
金で取るしかありませんが、金を取り返せば詰み筋です。
ここも▲4八同銀 は△3八金 の頭金で詰むため・・・
上図以下、▲4八同玉(下図)
玉で取るのが最善になります。
あとは数の攻めで詰みますね。
上図以下、△4七金(下図)
上部をガッチリ押さえ、桂と連携した金の重ね打ちを狙えば詰みです。
以下、▲5九玉 なら△5八金打 ▲同銀 △同桂成 の詰み・・・
▲3九玉 なら△3八金打 ▲同銀 △同桂成(下図)までの詰みです。
ずっと頭金がつきまとい、最後も頭金で終わる基本形の詰み手順でした。
おまけ:実戦は13手詰みでした
手数が長いと解く気がしないと思ったので9手詰めとして出題しましたが、実戦は下図の13手詰めでした。先ほどの9手詰めが解けたならここからどうすれば詰むかも浮かびませんか?
3手目が見えるかがポイントですね。
上図以下、△4六桂(下図)
まずは桂を打って拠点を作り・・・
上図以下、▲2八玉 △3九角成(下図)
ズバッと角を切れば出題した9手詰めの局面になります。
おまけのおまけ

実戦では「初段+」ということもあって詰みには踏み込まず・・・
上図以下、△4六桂 ▲2八玉 △5八桂成(下図)
無難に金を取られて負けました。
自玉が安全なら無理に詰まさなくてもいいっていう実戦的な寄せでしたね。