上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん（上級-）」との一局から切り取った実戦詰将棋です。
狭く見えてけっこうウロチョロできる後手玉を11手詰めに仕留めてください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。
上図以下、▲１五金（下図）
ここに金を捨てるのが詰みに持っていく一手になります。
上図以下、△１五同玉 ▲３三馬 △２四金（下図）
▲３三馬 と桂を取りながら迫れるのが大きいですね。
△２四金 とガッチリ受けるのが最善ですが・・・
上図以下、▲１六歩（下図）
この歩突きで捕まっています。
△２五玉 と逃げると▲３四銀不成（下図）の好手があり・・・
△３四同金 なら▲１五馬 の詰み・・・
△１四玉 なら▲２六桂 までの早詰みです。
なので▲１六歩 には△１四玉（下図）と逃げるのが最善になります。
上図以下、▲２六桂 △２五玉 ▲３四銀不成（下図）
これには▲２六桂 で玉を２五に呼び、先ほどと同じ▲３四銀不成 と迫れば・・・
上図以下、△３四同金 ▲同馬（下図）
馬がしっかり働いて詰みます。
投了されなければ詰むと思ってなかった
実戦は▲４二角成（下図）と王手した所で投了されたんですが・・・
負けだと思ってヤケクソに王手を掛けていただけなので、もし△３三桂（下図）と合駒されていたら・・・
たぶん▲３三同馬（下図）と雑に切ったと思うので・・・
正解の▲１五金 には気付かず詰み逃したと思います。
このブログではお馴染み
「相手の方が強かったから勝てたパターン」
での勝利でした。
投了されて詰む前提で読んだら▲１五金 からの手順に気付いたので
「詰みがあると分かって読むって大きいんだな・・・」
と改めて思いましたよ。
