ダメ人間ブログ【ニートの愚痴と将棋の記録】

「30代職歴なしニートの闇」と「現実逃避としてやってる将棋」について書いているブログです

【きのあ将棋】後手番で「揖斐才蔵 ゆとり」を32手で攻略した一局を紹介します【早石田】

今回は、きのあ将棋の「揖斐才蔵 ゆとり」を32手で攻略した一局を紹介します。

ゆとりレベルの揖斐才蔵に後手番で挑む場合、

早石田でミスを誘う

のが短手数での攻略を可能にする1つの方法になります。

後手番での有効な攻略法になると思うので、苦戦してる初級者の方のヒントになれば嬉しいです。


早石田の序盤の基本

先手が「揖斐才蔵」、後手が「私」です。

初手から、▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3五歩(下図)

初めて見ると変な手に感じるかもしれませんが、△3五歩 が「早石田」という戦法を目指す一手です。

才蔵が▲7六歩 とスタートした場合、これが有効な攻略法になります。

上図以下、▲2五歩 △3二飛(下図)

飛車先を伸ばしてきた▲2五歩 にかまわず△3二飛 と振るのがポイントです。

角が向かい合ったままなので角交換から▲6五角(下図)と打たれる変化がちょっと怖いですが、これが意外と大丈夫というのが面白い所です。

▲6五角 への対応はちょっと長いので下記リンクの記事でまとめました。


dame-ningen.hatenablog.jp


気になる方はそちらを参照してください。

他にも、先手の飛車先の歩を受けていないので

「いきなり▲2四歩(下図)と仕掛けられたらどうするの?」

という疑問を持った方がいるかもしれません。

こういった序盤の悩みを解消しないと進めないので、まずは▲2四歩 への指し方を紹介します。

上図以下、△2四同歩 ▲同飛 △3六歩(下図)

▲2四歩 には普通に飛車先の歩交換をしてから△3六歩 と突くのがポイントです。

仮に▲3六同歩(下図)と取った場合・・・

上図以下、△8八角成 ▲同銀 △1五角(下図)

の王手飛車があるので後手が勝ちになります。

この手を中心とした反撃手段があるので基本的に▲2四歩 は得策ではありません。

1回だけ才蔵が▲2四歩(下図)と突いてきたことがありましたが・・・

上図以下、△2四同歩 ▲同飛 △3六歩 ▲同歩 △8八角成(下図)

と進んだ所で▲2一飛成(下図)と王手飛車を避ける変化に進み・・・

上図以下、△9九馬(下図)

と1一の香車に馬の紐を付けながら香車を取り、次に△2二飛 とぶつける手を狙って勝ち切れました。

△3二飛 に対してすぐ▲2四歩 とするのは基本的に無理なので冷静に受ければ大丈夫ですよ。

心配ならAIを導入して色々と検討してみてください。


早石田には同じミスをしてくる

局面を戻します。

上図は△3二飛 と石田流をを目指すために飛車を振った所です。

先ほど紹介した通りここでの▲2四歩 は無理なので、しばらくは駒組みになります。

でも、ここから才蔵は致命的なミスをしてきます。

上図以下、▲4八銀 △6二玉 ▲6八玉 △7二玉 ▲2四歩(下図)

少し玉を囲い合った所で▲2四歩 と突いてくるのが才蔵のミスパターンです。

もう少し駒組みを進めてからなら問題ないんですが、この局面では疑問手になります。

上図以下、△2四同歩 ▲同飛 △8八角成 ▲同銀 △3三角(下図)

鬼殺しとかで見るハメパターンと似た「飛車・銀の両取り」が決まりました。

角交換をした時に8八の銀が浮いてしまう欠点を突かれて先手は困っています。

上図以下、▲2一飛成 △8八角成 ▲7七桂(下図)

仕方がないので先手は飛車を成り込み▲7七桂 で馬を封じますが、ここで後手に振り飛車らしい一手があり勝勢になります。

上図以下、△2二飛(下図)

堂々と飛車交換を挑む△2二飛 が玉形の差をトガめた決め手です。

上図以下、▲2二同竜 △同銀 ▲2三歩(下図)

飛車交換を避けて▲1一竜 と香車を取ると△2九飛成 と成り込まれてしまうので交換するのが無難です。

ここで後手陣を乱そうと▲2三歩 と初心者を悩ませる歩を打ってきましたが、冷静に対応すれば大丈夫です。

上図以下、△3一銀 ▲2一飛 △8九飛 ▲2二歩成(下図)

Aperyは△2三同銀 と取る手を推奨していましたが、△3一銀 と引いてしまった方が分かりやすいと思います。

お互いに飛車を打ち合いましたが、△8九飛 が詰めろだったので▲2二歩成 と詰めろを受けなかった先手玉に詰みがあります。

実戦詰将棋として出題するので、お時間がある方は気持ちよく詰ましてスッキリしてください。

答えは数行下の見出しで書きます。
















実戦詰将棋の答え

では答えです。

上図以下、△6九飛成 ▲同玉 △7八銀(下図)

と指せば詰みます。

上図以下、▲5八玉 △6八金(下図)

ここで揖斐才蔵の投了となりました。

以下、▲6八同玉 に△7九馬 ▲5八玉 △6九馬(下図)

と馬をジリジリ寄っていけば詰みです。


最後に

ゆとりレベルの「揖斐才蔵」は早石田をやると致命的なミスをしてくる傾向があります。

△3二飛 と振った所で▲2四歩(下図)と指してきたり・・・

本譜のように駒組みが中途半端な所で▲2四歩(下図)と指してきたり・・・

的確にトガめれば勝勢に持っていけるので、今回紹介した手順でキッチリ勝ち切ってください。