上図は「寄せ問題17」の変化図から切り取った実戦詰将棋です。
△3一銀 と角を取った所なんですが、玉頭が薄くなったので後手玉に13手詰めが生じました。
端玉の弱点を突き、ほぼ一直線に追いかけながら、最終的に5筋で捕まえる手順を考えてください。
答えは数行下の見出しで書きます。
実戦詰将棋の答え
では答えです。
上図以下、▲1三金(下図)
ガツンと金を打ち込むのが端玉の弱点を突く一手です。
上図以下、△1三同桂 ▲同歩成 △2一玉 ▲3一角成(下図)
下段に落としたら角を切り・・・
上図以下、△3一同玉 ▲2二銀 △4二玉 ▲5四桂(下図)
3三への退路を断つ▲2二銀 を決めれば、あとは桂打ちからの優しい詰みですね。
以下、△5二玉 なら▲6二金 △5三玉 ▲6四銀 までの詰み・・・
△5三玉 なら▲6四銀 △5二玉 ▲6二金(下図)までの詰みです。
「寄せ問題17」で省略した詰みを補足ついでに出題してみました。
手数の割に変化の余地が少なく優しい手順でしたね。
これくらい一直線だと記事としても楽に書けて助かりますよ。