上図は「きのあ将棋」の「郷谷さん（上級-）」に後手番で挑んだ時の終盤戦です。
▲８八銀 と馬に当てて受けてきましたが、ここで先手玉を受けなしに追い込む一手がありました。
銀の弱点を突く１手必至を決め、勝ちを確定してください。
答えは数行下の見出しで書きます。
寄せ問題の答え
では答えです。
上図以下、△７八金（下図）
ここに金を打てば必至になります。
横と下への利きがない銀の弱点を突く基本の一手ですね。
このままだと△８八金 や△８八馬 の１手詰めなので何か受けないといけませんが、金を持ってない状況では受けがありませんでした。
以下、▲８七銀 と馬を取ると△８八銀（下図）の詰みなので取れませんし・・・
▲３三角（下図）と馬を作る手を見せながら銀取りを受けても・・・
上図以下、△８九金 ▲同玉 △７八銀（下図）
銀ではなく桂を取る手から詰むので受けになりません。
上図以下、▲９九玉 △９八馬（下図）
香を取るのが急所で・・・
上図以下、▲９八同玉 △８六桂（下図）
９四にいた桂を活用すれば・・・
上図以下、▲９九玉 △９八銀（下図）
角の受けをキレイにかわして詰みます。
▲３三角 ではなく▲７九角 と受けてきても同じ手順で大丈夫です。
最後に
△８八銀（下図）のように要の馬に当てながら受けられた時は・・・
△７八金（下図）のような・・・
「馬を取ったら詰むよ？」
という感じで手を封じながら迫るのが基本になります。
こうすれば自然と相手玉を包囲できますから。
まぁ、基本とか言いつつ実戦ではこれを逃したんですけどね・・・
△７八金 じゃなくて△７七銀（下図）とか打っちゃいましたよ・・・
これを▲７七同桂 と取ったのが「実戦詰将棋118」で出題した９手詰めになります。
ちなみに、▲７七同銀（下図）と取られた場合は・・・
上図以下、△７八銀（下図）
この銀打ちで寄り形なので後手の勝ちになります。
それにしても、なんで△７七銀 なんて打ったんだろうか・・・
筋の悪さは健在ですね。
