ほぼ毎日「きのあ将棋」で遊んでいる将棋好きニートことヤスです、こんにちは。
この記事では
「きのあ将棋の初級者向けAIになかなか勝てない・・・」
「先手番では勝てるけど、後手番だとちょっと上手くいかない・・・」
「特定のキャラクターに勝てなくて困ってる・・・」
といった悩みを持つ「ゆとりレベル」に勝ち越すのが難しい初心者に向けて、モヤモヤを解消できるように
後手番でゆとりレベルを簡単に攻略できる戦法と手順
を紹介します。
ギリギリ二段くらいの棋力はある私がニートならではの暇な時間を費やして見つけた
致命的なミスをしてくる「ゆとりレベル」のスキを突いて勝った手順
をまとめたので
・明らかな悪手を悪手と気付く感覚
・相手のミスをしっかりトガめる大切さ
・しっかり指せれば短手数で勝てる爽快感
などを感じ取ってもらい、ちょっと将棋っぽい手が指せるようになる手助けができればと思います。
「ゆとりレベル」があえて指してくる
初心者がやりがちな序盤のミス
をしっかりトガめられるようになり、数ヵ月後には圧倒的大差で勝てるようになってもらえたら嬉しいです。
- 後手番で「あひるがあがあじごく ゆとり」を攻略する方法
- 後手番で「揖斐才蔵 ゆとり」を攻略する方法
- 後手番で「ナカビーⅡ世 ゆとり」を攻略する方法
- 後手番で「沙流紀子 ゆとり」を攻略する方法
- 後手番で「宇氏みう香 ゆとり」を攻略する方法
- 後手番で「ロレンツィオ ゆとり」を攻略する方法
- 後手番で「郷谷さん ゆとり」を攻略する方法
- 最後に
後手番で「あひるがあがあじごく ゆとり」を攻略する方法
後手番で「あひるがあがあじごく ゆとり」を攻略するには浮き飛車から早めの▲3四飛 を指してくる悪手を誘う
のが効果的です。
初手から、▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲2六飛(下図)
と進め、まずはあひるが得意とする▲2六飛 の浮き飛車を誘います。
上図以下、△8四歩 ▲3六飛 △8五歩(下図)
こちらは飛車先の歩をシンプルに伸ばし、この後に高確率で指してくる悪手を待ち構えれば準備完了です。
上図以下、▲3四飛(下図)
ここで▲7八金 と角頭を受けてから▲3四飛 を狙えば普通の将棋なんですが、ゆとりレベルというのもあり
受けを放置してすぐ▲3四飛 と歩を取ってくる悪手
を指してくることが多いです。
そうなったら
「スキあり!」
と一気に優勢へ持っていくことが可能になります。
上図以下、△8六歩 ▲同歩 △同飛(下図)
と、飛車先の歩交換をすれば、次の△8七歩 の角取りを受けるのが難しくあっという間に優勢です。
ここから先の詳しい手順は下記リンクの記事に書いてあるのでそちらを参照してください。
後手番で「揖斐才蔵 ゆとり」を攻略する方法
後手番で「揖斐才蔵 ゆとり」を攻略するには早石田に組んで定番のミスを誘う
のが効果的です。
初手から、▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3五歩(下図)
上図以下、▲2五歩 △3二飛(下図)
と、角道を開けたまま3筋を伸ばして三間飛車に振るのが「早石田」です。
初心者にはちょっと変則的な序盤で扱いにくいかもしれませんが、これが才蔵を攻略する効果的な戦法になります。
ゆとりレベルの才蔵は、ここから駒組みを進めると
「指してはダメ!」
と定跡書などで解説されている
「時期尚早な飛車先の歩交換を狙う▲2四歩(下図)の悪手」
を指してくるので、それを待てばOKです。
上図以下、△2四同歩 ▲同飛 △8八角成 ▲同銀 △3三角(下図)
と「飛車・銀の両取り」を決めれば後手勝勢です。
ここから先の詳しい手順は下記リンクの記事で書いているのでそちらを参照してください。
後手番で「ナカビーⅡ世 ゆとり」を攻略する方法
後手番で「ナカビーⅡ世 ゆとり」を攻略するには受けを放置した所にシンプルな「垂れ歩」を狙う
のが効果的です。
初手から、▲5八飛 △8四歩 ▲5六歩 △8五歩 ▲7六歩(下図)
とシンプルに飛車先の歩を伸ばすのが「垂れ歩」を狙う攻略の第一歩です。
上図以下、△8六歩 ▲同歩 △同飛 ▲7八金 △8二飛 ▲3八金(下図)
と、飛車先の歩交換をして飛車を引くと、▲8七歩 と受けなければいけない所で▲3八金 などの変な手を指す欠点があります。
そうなったらありがたく△8六歩(下図)の「垂れ歩」を決めれば優勢です。
次の△8七歩成 の「と金」作りを受けるなら、
上図以下、▲8四歩 △同飛 ▲6六角 △8二飛 ▲8八銀(下図)
という手はありますが、ゆとりレベルは受けてこない傾向にあり、簡単に先手の左辺を突破できます。
この先の詳しい手順は下記リンクの記事で書いているのでそちらを参照してください。
後手番で「沙流紀子 ゆとり」を攻略する方法
後手番で「沙流紀子 ゆとり」を攻略するには雁木模様に誘って「垂れ歩」を決める
のが効果的です。
初手から、▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8四歩 ▲6八銀(下図)
初手▲7六歩 に△3四歩 と角道を開けて▲6六歩 を誘い、
を利用して攻略します。
上図以下、△8五歩 ▲6七銀(下図)
戦法をハッキリ決めない特性のせいか△8五歩 と飛車先の歩を伸ばすと▲7七角 ではなく▲6七銀 と指すことが多いです。
「ゆとりレベル」ということもあり、ここからシンプルに指すと悪手を誘えます。
上図以下、△8六歩 ▲同歩 △同飛 ▲7八金 △8二飛 ▲4八銀(下図)
ありがたく飛車先の歩交換をして飛車を引くと、▲8七歩 と受けなければいけない所で▲4八銀 などを指す
受けなければいけない所で受けないクセ
があるので、それをトガめる△8六歩(下図)の「垂れ歩」を決めれば勝勢です。
先ほどの「ナカビーⅡ世 ゆとり」と似た攻略手順ですね。
ここから先の勝ち方は下記リンクの記事で書いているのでそちらを参考にしてください。
後手番で「宇氏みう香 ゆとり」を攻略する方法
後手番で「宇氏みう香 ゆとり」を攻略するには▲7七角戦法の角を交換して7七桂の形を強要し、桂頭の歩を狙う
のが効果的です。
初手から、▲7六歩 △3四歩 ▲7七角(下図)
と変則的な▲7七角戦法をやってくるので、その特徴を利用します。
上図以下、△7七同角成 ▲同桂 △3二銀(下図)
と早々に角交換をして7七桂 と跳ねた形を強要し、弱点である桂頭を狙うのが効果的です。
ゆとりレベルということもあり、この弱点をカバーできない穴を突く感じですね。
この後は駒組みを進め、△5四角(下図)から桂頭の歩を狙いながら飛車先の突破を狙います。
この手順について詳しくは下記リンクの記事を参照してください。
後手番で「ロレンツィオ ゆとり」を攻略する方法
後手番で「ロレンツィオ ゆとり」を攻略するにはシンプルな棒銀で飛車先の突破を狙う
のが効果的です。
初手から、▲7六歩 △8四歩 ▲6六歩 △8五歩 ▲7七角(下図)
上図以下、△7二銀 ▲4八玉 △8三銀 ▲7八銀 △8四銀(下図)
と一直線に銀を繰り出し、シンプルな棒銀を狙います。
上図以下、▲6七銀 △9四歩(下図)
銀を五段目に出るための△9四歩 に対し、基本的に▲9六歩 と受けてこないので、その穴を突いて△9五銀 からシンプルな棒銀で攻め込めばOKです。
あとは慌てずに受ける所はキッチリ受けてゆっくり指せば勝ち切れますよ。
この先の詳しい手順は下記リンクの記事を参照してください。
後手番で「郷谷さん ゆとり」を攻略する方法
後手番で「郷谷さん ゆとり」を攻略するには早石田に組んで定番のミスを誘う
のが効果的です。
初手から、▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △3五歩 ▲2五歩 △3二飛(下図)
と早石田に組み、
ダメなタイミングでやってくる▲2四歩 の飛車先の歩交換
を待てばOKです。
先ほど紹介した「揖斐才蔵 ゆとり」と同じ攻略法ですね。
才蔵と全く同じ手順で勝ったこともあり、ゆとりレベルの居飛車党には「早石田」が効果的です。
何局か指した中の才蔵とは違うパターンの攻略記事を書いたので、興味がありましたら下記リンクの記事をご覧ください。
最後に
きのあ将棋の「ゆとりレベル」に苦戦している初心者に向けて、私になりに攻略した勝ちパターンを紹介してみました。「宇氏みう香」と「ロレンツィオ」以外は分かりやすい悪手を誘える形を見つけたのもあり
20~30手台の短手数で終わった一局
を紹介できたので攻略法として成立する記事だと思います。
いつか「宇氏みう香」と「ロレンツィオ」でも
「20~30手台で終わる明快な悪手を誘う手順」
が見つかったら記事にして追記しますね。
この記事をキッカケに
「ゆとりレベル」の悪手をトガめる感覚
が少しでも向上し、脱・初心者を達成できる方が増えれば嬉しいです。
先手番で「ゆとりレベル」を攻略した手順をまとめた記事もあるので、興味がありましたらそちらもご覧ください。
「あひるがあがあじごく」以外には
シンプルに攻めが決まる「棒銀」を中心とした手順
をまとめているので、「棒銀」の基本的な攻め筋を知りたい方の参考になると思いますよ。
攻略手順を知り、さっそく「きのあ将棋」と対戦をしたくなった方は下記リンクからどうぞ。